私のふるさとでは5月に必ず小学校の運動会がありました。運動オンチの私にはつらい運動会でしたが、つらいと思わせないでくれる両親がいました。
私の父親は走るのが遅い私をうまく写真にとってくれました。私の走る写真にはたくさんの人は写っていません。せいぜい2人。それの写真で1番に写っているときは後ろから2番。2番目に写っているときはビリです!大人になってからみるとその優しさをありがたく感じます。父親に走ることの順番のことで怒られた記憶はありません。
走っていても両親を見ている余裕がある私…でもニコニコして応援してくれたことは覚えています。
3年前に亡くなった母親はとても料理上手でした。運動会には必ず手作りのお弁当を作ってくれ、運動会の近くになると、私のリクエストを聞いてくれておいしいお弁当ができるのがとても楽しみでした。運動会の日は朝早くから起きて、手作りのおかずをいっぱい重箱につめてくれたこと。校庭でレジャーシートを広げて重箱のおかずが見えた時のうれしさ、今でも思い出します。
私も母親になり、子どもの運動会で何を作ろうかと考えた時、やっぱり母親のお弁当のおかずを思い出すようにしています。特に煮ものです。母のような煮物を作れるようにがんばりたいです。まだまだ修行が必要ですけど…。